2012/05/27

月刊へら

昨日、珍しく母親から電話がありました。

「タカシが大学のときに、釣り部だったでしょ。そのときに、ヘラブナの雑誌が送られてきてたでしょ。あれ、いる?」って。

最近、兄が実家に引っ越してきたので、なるべく不要のものは処分しようとしているんだろうなあと思って、「邪魔だった?」って聞いたら、「いや、邪魔じゃないけど、今日は古紙回収の日だから」って。

いや、それ、邪魔って意味だから。

私は大学時代、「月刊へら」という雑誌と縁あって、何度か載せてもらったことがあるんです。ビギナーがプロに教わって、どんどんうまくなっていくっていう企画でした。
ヘラブナ雑誌の購入層は、年配の人が多いので、若い子とかが出てる企画ってのは意外と受けるらしく、その企画はそこそこ人気があって、その後も「ヘラ浮き」を作る企画とか、いくつかやらせてもらいました。

今となっては、とても貴重な体験で、それも雑誌(一応全国紙)のカラーページに載ってたんですから、なにかちょっと誇らしいような、恥ずかしいような、とにかく、大切な本なわけです。

それを「古紙回収の日だから」というのは、なんかうちの母親らしいなあと思います。私の通知表なんかも、全部残ってないですから。
私だったら、春彦が全国紙に載ったら、原本も大切に取っておくし、写真に撮ったり、スキャニングしたりして、完全保存すると思うけどなあ。

まあ、そういうわけで、大切な雑誌なので、捨てられないように持って帰ってきました。

私が何らかの形で載っているのは12冊ありました。桃園書房という出版社だったんですが、今はもうありません。
私が大学1年生のときに、これは自分で原稿を書いて載せてもらったやつです。この先輩との出会いが私の人生を変えました(半分本当)。
早川さんという、冬でも真っ黒に日焼けしているプロに教わる講座です。同期と2人で教えてもらいました。
なんか若いなあ。15年くらい前だもんな。
こちらは、ヘラウキ作りの講座。

編集者の長谷川さん、カメラマンの和田さん、早川プロ、葉舟さん、みんな元気かなあ。
懐かしいです。


2 件のコメント:

はやおき さんのコメント...

いや、懐かしいものをW。
10年前から自炊してて、全部裁断しちゃってるから、久しぶりに在りし日の『月刊へら』見ると当時の雰囲気がよみがえるね~。もう15年前か。

匿名 さんのコメント...

あの頃のように、無軌道に生きてみたいなあ。
とりあえず、私はまだ、元気です。
また、泳いでみますか。