2013/03/16

結婚式

高校の同級生の、というか親友の結婚式がありました。

よわいさんじゅうろくなので、そろそろ結婚式も終盤戦に差し掛かっており、5月の妹の結婚式が終われば、もう同年代のはしばらくなさそうな感じです。

もともとは私一人で出席する予定だったんですが、前日に新郎のお姉さん家族がインフルエンザになってしまい、大人2人と子ども2人の料理が余ってしまうので、嫁さんと子どもも連れてこいと連絡があり、急遽、家族で出席することになりました。ホテルの宿泊予約までとってくれて至れりつくせり。

そういうわけで、竹芝へと車で向かいました。子どもは未就学でただなので新幹線ってのもあるかなあとも思ったんですが、泊りだと子どもの荷物もいっぱいあるし、小道具なんかもあるし、車にしました。でも車だと時間が読めないので2時間余裕をもって出発したんですが、首都高が超渋滞で時間ぎりぎり。いや、30分前に着いたからぎりぎりではないけど、結婚式の証人になってくれと前日に言われていたこともあり、心配性の私は超焦りました。
(マイクロバスで来ていた新郎の家族は、完全に遅刻しました)

そういうわけで、結婚式に出席して、証人としてサインをしたんですけど、単にサインをするだけで特に何かを話したりするわけでもないのに、妙に緊張してしまい、変な字を書いてしまいました。この後、披露宴での挨拶、というかコントも控えているのに、先が思いやられます。

まあ、そういうわけで、白鳥ですね。
事前に嫁さんに言ったら、「またァ?」と言われました。
そうです、永遠にこれをやり続けるんです。子どもたちの前でやることになるとは思いませんでしたが。

小指を立ててオレンジジュースを飲む春彦。衣装があってよかった。むちむちだけど。
おいしいお料理にテンションあがりますなあ。
主役登場。
初めての共同作業的な。
高校生のとき、新郎に電話をかけると、「えー、どうしよっかなー」とか言って、なかなか変わってくれなかったファンキーなお母さん。
披露宴の途中で二人とも寝ました。
ビールサーバを背負って再登場。
そんでまあ、恒例の白鳥です。私の結婚式のときにもやってもらいました。
素敵な結婚式でした。新郎のお父さんは数年前に亡くなってしまって、私も車やバイクの話をしたことがあって、とても素敵なお父さんだったので、息子の晴れ姿が見られないのは残念でした。

次の日は、ホテルのおいしい朝食を食べ、目の前が海なのでそのまわりを散歩しました。暖かい日だったのでとても気持ちがよかったです。

そのあと、東京タワーに行きました。嫁さんと子どもは前日(披露宴が終わった後)にも行ったそうなので、2日連続です。

東京タワーって、実際に見るとかっこいいんです。
気温が高かったからか、景色はちょっとガスってました。
東京タワーのマスコット「トッポン」と。春彦が怖い顔をしているので理由を聞いたら「だって、男はかっこつけないといけないから」とのことでした。

そんな感じで、家族ともども、これからも末永くよろしくおねがいします。



2013/03/08

【読書】ティーンズメール



朝日新聞で連載されていた人生相談です。
なんでこんな本を借りたかというと、飯野賢治が相談の回答者になっていたからですね。

飯野賢治は「Dの食卓」などを作ったゲームクリエーターで、私の尊敬する人の一人です。私は、彼の破天荒な生き方も、アーティスティックな才能も、繊細な性格も、優しさも、すべて好きでした。残念ながら、今年の2月20日に高血圧性心不全のため亡くなりました。42歳でした。

Twitterで彼の発言は毎日目にしていたので、亡くなったのをしったときは非常に驚きました。わずか3日前までは、ボストンからリスの写真なんかをアップロードしていて、あまりの突然の悲報に信じられない気持ちでした。

以前、坂本龍一と対談したときに、「僕は長生きできないと思うんですよ」と発言していて、まさかその通りになってしまいました。彼は非常に太っていたので、私も長生きはできないだろうなあとは思っていましたが、さすがに42歳で亡くなるとは思いませんでした。

なんか、普通の感想ですが、人生って儚いですね。こんな風に突然終わることもあるから、本当に大事なことだけをやっとかないと後悔するというか、後悔するときにはもう死んでるから後悔はできないわけだけど、もし、死ぬ間際に自分の人生を振り返ることができたとしたら、「もうちょっと仕事をしておけばよかったなあ」と思うわけなくて、もっと家族を大切にしたいという、これまた普通の感想を持ちました。

あと、この本を読んで思ったのは、飯野賢治は顔を合わせる相手ではないので、現時点で生きてようが死んでまいが、私にとって本や文章からしか彼を感じることはできないわけで、そういう意味では、本の中の彼はまだぜんぜん生きていて、たぶん、読む人がいる限り、永遠に生き続けるんだろうなってことでした。


2013/03/01

【読書】等伯

等伯 〈上〉
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安部 龍太郎
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等伯 〈下〉
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安部龍太郎、「等伯」読みました。
今回の直木賞受賞作です。

日経新聞で連載されていたようですが、まったく読んでませんで知りませんでした。
まあ、毎日細切れの文章を追いかけても、ストーリーなんてつかめませんから、新聞の連載小説はちょっと意味わかんない感じがします。

等伯とは、長谷川等伯という安土桃山時代から江戸時代にかけて活躍した絵師で、その人を主人公にした小説です。したがって、等伯が描いた絵が小説中にたくさん出てきますが、いままでは、そのイメージってのは想像するしかなかったわけですけれども、いいのかわるいのか、今ではスマホで簡単に調べられてしまうので、ここでこんな説明をしている絵の実物が検索できるわけで、便利と言えば便利ですね。

なかなかよい本でした。
作中の「松林図屏風」(国宝)が東京国立博物館にあるそうなので、一度、実物を見に行きたいと思います。