2013/05/29

【読書】太陽の塔

太陽の塔
太陽の塔
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森見 登美彦
新潮社
売り上げランキング: 260,215


森見登美彦「太陽の塔」を(ずいぶん前に)読みました。

前回、同じ作者の「ペンギンハイウェイ」を読んで、その作風に惹かれたこともあって他の作品を読んでみようと検索したところ、この作品は2003年のファンタジーノベル賞を受賞していました。
私が知らないだけで有名な人だったんですね。

文体は古風で洒脱、軽妙です。
なんというか、言い方は悪いですけどテクニックのある人です。

反面、内容はと言えば、妄想、空想、無意味な情熱のオンパレードで、こちらは意図してやっている感はまったくありません。実際はどうか知りませんが。

よい作品だと思いました。



2013/05/28

【読書】架空の歴史ノート-1 帝国史 分裂大戦編

架空の歴史ノート-1 帝国史 分裂大戦編
レベルアップ出版 (2013-05-07)
売り上げランキング: 4


【内容説明】
小学生の時、勉強が大の苦手で先生の熱心な語りが右耳から左耳へと日々抜け続けていた僕は、
その脳内の空虚さを埋めるべく授業中、ノートの片隅に架空の王国の物語と年表を描いて遊んでいた。
描けば書くほどその一人遊びにハマり縦横無尽に拡大してゆく世界。
人類が生まれ、文明が形成され起動し始める新世界の時流、大帝国の繁栄と落日、全世界を巻き込んだ大戦争、英雄たちと人々の織りなす物語、政治の駆け引き...それはただの落書きか? 妄想か? 拡大し続ける新世界のヒストリア!

...が、中学生になるころあの燃える様に描いたノートの創作意欲は失われ、記憶の片隅に追いやられ消え去って行った...

---

ツイッターで話題になっていたので、Kindleで購入。
132ページの大作でした。

内容はともかく、電子書籍の可能性を感じます。
既存の「出版」という概念を軽快に越えていきます。

作家という職業に対して、プロとアマの境界が、ITの発展のよって非常にあいまいになりつつあります。今後が楽しみです。




【読書】進撃の巨人(1)~(10)



BS11で「進撃の巨人」のアニメが4月から始まったので、名前だけは知っていたので見てみました。とはいえ、1話目、2話目は、ちょうど北海道出張と重なっており、BS11はみられなかったので(ちょうどPlayStashon3も壊れてしまってビデオも撮れなかった)、3話目から見始めました。

それが、予想以上に面白かったので、見逃した回がどういう話だったのか知りたかったのと、続きが気になって、日中ぐっすり眠れないくらいだったので、Kindleで購入しました。
Kindleってべんりだよねえ。

そんで、この進撃の巨人の評価を冷静にするのであれば、そうさなあ、面白いけど、はじめにちゃんと構想を練って描きはじめてないなってのが印象です。途中からこじつけ感があるんだよね。

でも、結構面白いと思いますよ。



【読書】ペンギン・ハイウェイ

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)
森見 登美彦
角川書店(角川グループパブリッシング) (2012-11-22)
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森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」読みました。
何年か前の、本屋大賞のノミネート作品です。

私は常にインターネットにつながっていないとダメな感じなんですが、この日は珍しくiPhoneを家に忘れて出社してしまいました。
そんで仕方がないので、カバンに入っている本を読み始めたわけなんですけど、まったく期待しないで読み始めたんで、そのあまりに特殊な世界観ににゅるっと吸い込まれました。

最後はちょっとわけわかんない感じになっちゃった風ですけども、全体としてはとても素晴らしく、とてもよいと思いました。やっぱり、男の子はお姉さんとおっぱいが好きなんですね。

でも、こういう作風で複数の著作を残すことはできないだろうし、この人は一発屋的な作家なんだろうなと思って、他の作品を調べたところ、意外と多作で、その上、直木賞のノミネートや、他受賞もありました。驚きました。

そんなわけで、他の作品も図書館で予約しました。
早く読みたいです。

【読書】闇の守り人

闇の守り人 (新潮文庫)
闇の守り人 (新潮文庫)
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上橋 菜穂子
新潮社
売り上げランキング: 7,268


上橋菜穂子「闇の守り人」読みました。

後輩がツイッターで面白いって書いてたんで、守り人シリーズは好きだったので借りて読んでみました。中盤くらいまで読んで、「読んだことある気がする」って思いました。

そんで、調べてみたら読んでました。→読書鳥通信

2007年じゃあ、覚えてないよなあ。
覚えてないですよね?一般的な感覚ですよね?

まあ、改めて読んで、いい本だと思いました。


【読書】何者

何者
何者
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朝井 リョウ
新潮社
売り上げランキング: 2,947


朝井リョウ「何者」読みました。
直木賞受賞作です。

直木賞は、芥川賞と違って、作品に与えられる賞というよりは、作家に与えられる賞で、どんなに素晴らしい作品を書いたとしても、それが一作品では受賞できないというめんどくさい賞です。
朝井さんは、確か、大学を卒業したばっかりくらいだったと思うので、まあ、天才ですね。極めて天才です。

綿矢りさや、金原ひとみは、若くして芥川賞を受賞してますが、あれは、作品自体が認められているわけで、一作品でいいわけです。でも直木賞は、大衆文学の長編を複数上梓して、それらが評価されなくてはいけません。

関係ないですけど、綿矢りさは美人で有名で、私もそれを認めますけど、金原ひとみのキルスティン・ダンスト的なルックスも好きなんです。超どうでもいいですね。

はなしを戻すと、若さってのは未熟さにも繋がるわけですが、朝井さんはそれを逆手にとって、若い世代ならではの瑞々しさに変えています。

この人は、天才ですよ、まじで。




【読書】刑務所なう。シーズン2 前歯が抜けたぜぇ。ワイルドだろぉ?の巻

刑務所なう。シーズン2 前歯が抜けたぜぇ。ワイルドだろぉ?の巻
堀江 貴文
文藝春秋
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堀江貴文「刑務所なう2」読みました。

実は、これを読んでいる最中にホリエモンが仮釈放されたので、テンションあがりました。
彼は、いろいろと誤解を生むような行動をしているので、独善的な世間的印象がありますが、すごくまっとうな人だと思います。尊敬をするほどではありませんが、じゅうぶん好意が持てる人です。

自賛が多いんですけどね。
自分が大好きなんでしょうね。

自分が好きってのは、それが逆の人よりも数百倍いいことだと思います。






【読書】屍者の帝国

屍者の帝国
屍者の帝国
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伊藤 計劃 円城 塔
河出書房新社
売り上げランキング: 8,044


円城塔「屍者の帝国」読みました。

本屋大賞かなんかにノミネートされてた作品だと思います。
2週間の北海道出張に持って行って、暇さえあれば読んでいたんですが、かなりゴツイ内容で、三分の一くらい読み終わらずに図書館に返却しました。

円城さんは、やっぱり頭おかしいですね。



【読書】海賊とよばれた男

海賊とよばれた男 上
海賊とよばれた男 上
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百田 尚樹
講談社
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海賊とよばれた男 下
海賊とよばれた男 下
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百田 尚樹
講談社
売り上げランキング: 19


百田尚樹、「海賊とよばれた男」読みました。
確か、本屋大賞を受賞していたと思います。

数か月前に読んだんですけど、面倒で更新していなかったのでまとめて記録します。
百田さんは、「永遠の0」を書いた人ですね。

出光興産の創業者について、おそらくある程度のフィクションを含めて描いた作品です。
大作です。

とても良い本だと思いますが、百田さんはいつもちょっとやりすぎなので、ちょっと引いてしまいます。私はどちらかというと熱い感じの人間ですけれども、「ちょっとやりすぎだよなあ」と思ってしまう感じが残念な感じです。


2013/05/22

春彦遠足

3年連続、春彦の遠足に行ってきました。
自分ばっかり参加して、嫁さんに悪いなと思う反面、ちょっとやり切った感もあり、優のときはもういいかって感じになってます。

遠足は必ず父兄が付き添いで参加しないといけないので、たいていは母親が参加します。
その中で、私はかなり浮くわけで、その上、知っている人もほとんどいないので、コミュニケーション能力をフルに発揮しないとロンリネス状態になります。
つまり、非常にタフな状況を、3年間乗り切った自分をほめてあげたいです。

まあ、好きで参加してるんですけどね。

遠足とは直接関係ありませんが、遠足当日の出発前の風景。保育園でもらってきたお手伝いセットを身に着けてレゴをやってます。
すぐに優に奪われました。
熊谷のラグビー場に集合し、そこからバスに乗って渋川のスカイランドパークってところに行きます。
悪友のたくみ。たくみのパパは私の同級生です。
あんちゃん。あんちゃんのママはとてもきれいですが、すごく冷たいです。
朝のお集まり。「ののさまは~、くちではなんにもいわないが~♪」
バスのレクリエーション。わにのわーくんです。
スカイランドパークに着きました。想像以上にしょぼいパークでしたが、まあ充分だとも言えます。
船のアトラクション。私だけ定員オーバーで乗れませんでした。しょっぱなからすごい疎外感です。
春彦の大好きなマリオがいました。
あきらくんのママに誘ってもらって、メリーゴーランドに乗りました。助かった~。あきらくんのママは美人で優しいので好きになってしまいます。
ジェットコースター。身長が110cm以上でないと乗れません。春彦はぎりぎりクリア。たくみは身長が足らなくて乗れませんでした。
予想外に怖かったです。
春彦のお弁当はキョウリュウジャー。嫁さんが朝4時に起きて作ってました。
たくみのお弁当。かわいい。
滑り台。
しゅーっと来て、もう一回~
自分の子どもを撮るママたち。愛がありますな。
暑かったので、噴水のあるボールプールで遊びました。着替えを持ってきてよかった~
たくみは、着替えを持ってきてないのに入っちゃった。びちょびちょ。
シベリア館ってところに入りました。すっごく寒くて、春彦は「出る、出る~」とビビってました。
中国っぽい白熊と。
なんとかジャーと。
帰りのバスではすぐに撃沈しました。

天気もよくて、ママたちの中で、それほど孤立もせずに切り抜けたんで、まあまあ成功の遠足だったといえるでしょう。

楽しかったです。


2013/05/20

【読書】ふがいない僕は空を見た

ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)
窪 美澄
新潮社 (2012-09-28)
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窪美澄「ふがいない僕は空を見た」を読みました。

タイトルが文章になっているってのはあんまり好きじゃないんですが、まあ特徴的なタイトルです。
特徴的ってことは、忘れにくいってことでもあります。

まあ、そういうことでね、この本を借りるの、2回目でしたね。
というか、途中まで読んでから気づきました。

ダメだ、完全に海馬がやられてる・・・。



2013/05/18

川越で釣り、からの~

久しぶりの何もない系の土曜日だったので、嫁さんに「ごめんなすって」っと断りを入れて、川越方面に釣りに行ってきました。

このフィールドは、友達と一緒に行ったことはあるんですけど、一人で行ったことはなくて、ちょっと心配だったんですけど、Google Map は便利ですなあ。迷うことなく、あっさり着きました。

釣りに行くときは、もちろん釣れればいいなあと思って行くわけですけど、私にとってブラックバスはシーラカンス的な幻の魚となっているので、たぶんデコる(=1匹も釣れない)んだろうなと思っていて、今回は釣れたのでまあまあ満足でした。

こんな感じの川です。
かなり暑かったんで、半ズボンで行きましたが、思いっきり日焼けしてしまい、すごく痛いです。
超久しぶりにでかいのでました。45cmです。
そのあと、80cm級の鯉も釣れました。釣り人は、対象魚以外は「外道」と言って嫌います。このへん、わかりにくい感覚なんですけど。

そんな感じで、まあまあ満足して家に帰ってきて、子供を連れて図書館に行って、帰りにコンビニでアイスを買って帰っていたところ、携帯がなり、「ごめん、ちょっと遅れそう」って友達からメールが入りました。

私はまったく忘れていた、というか、翌週だと思っていたんですが、東京都現代美術館に「トウキョウワンダーウォール」を見に行く約束をしていたんです・・・。
マジか。。

その時点で、もう夕方の5時くらいだったので、6時までの現代美術館には間に合いません。
その日は、夕方は予定がないと思っていたので、嫁さんが友達と会う約束をしていて、そもそも遅れていくこともできません。

事情を話すと、嫁さんは「それは友達に悪いから、行っていいよ」と言ってくれたので、美術館には間に合いませんが、大宮で飲むことにしました。

方々。塩焼き。

喉黒。高級魚ですな。

そんなわけで、お詫びに奢らされて、まいっちんぐな一日でしたが、魚も釣れたし、おいしい魚も食べられたしで、まあまあいい一日でした。

嫁さんには申し訳ないことをしましたが・・・。


2013/05/16

【読書】神様のカルテ

神様のカルテ (小学館文庫)
夏川 草介
小学館 (2011-06-07)
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夏川草介「神様のカルテ」を読みました。

とても有名な作品で、映画化もされているので名前は知っていたんですが、いままで読む機会がなくて逃していましたが、やっと読みました。

なんというか、嫌な言い方になりますが、誰が読んでもいい作品ですね。
ツボを押さえているというか。

そういう私も、嫌いじゃありません。
続編もあるようなので、読んでみたいと思います。

2013/05/15

【読書】ユリゴコロ

ユリゴコロ
ユリゴコロ
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沼田 まほかる
双葉社
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沼田まほかる「ユリゴコロ」を読みました。

怖い。のっけから超怖い。
サイコホラーかと思いましたが、最後は温かく終わる感じで。

最初の印象が強烈すぎたために、ハッピーエンドは大好きですが、なんか気が抜けたラストだった感じです。



2013/05/11

ぶーとも結婚式

下の妹の結婚式がありました。

これで4人兄弟は、全員既婚者です。

式場は大宮だったので、新幹線で行きました。子どもは無料。私は定期があるので嫁さんだけです。
新幹線はガラガラ。向い合せにして、ゆったり乗れました。
大宮まで15分。近い。
披露宴です。新郎はお洒落なメガネをかけてますね~。結婚式は神前式で写真は不可でした。
のんほー
ウェルカムボードは上の妹が作ってました。
ばあちゃん。
両親。これで肩の荷も下りたことでしょう。幸せそう。
兄家族(ただしのんほー除く)。
ファーストバイト的な。
双子(一卵性)の妹です。
新郎のおばあちゃんと。このおばあちゃん、飲むぜ~。
お色直し。
バカ兄弟
新郎から両親への手紙。自分の言葉で、感謝の気持ちを伝えます。感動。
俺もいつか、こっち側になるんだよなあ。想像しただけで泣きそう。
生意気な妹だけど。
素敵な結婚式でした。

お幸せに。