2011/12/30

忘年会

昨日、地元(中学の同級生)の忘年会に行ってきました。
7人@魚けんです。

同級生の女の子で、子どもがなかなかできない子がいて、話を聞くと、本当にすごく大変で、よく心が折れず、頑張っているなあと感心しました。
毎月毎月、もしかしたらと期待して、その期待が裏切られるのを経験するってのは、とてもつらいものだと思います。

私は比較的簡単に子どもが生まれたので、そういう思いを経験していません。
また、年齢的な焦りもあまり感じない年に妊娠できたのもよかったと思います。

彼女は今、35歳なので、妊娠可能な期間は普通に考えると5年前後で、あまり長いとは言えません。
そういう、年齢的、時間的な制限の中で、プレッシャーを感じながら子づくりするってのは、大変だと思います。

私はずっと子どもが欲しくて、今の生活は子どもがすべてなので、子どもがいない生活ってのは考えられません。私の価値観で言ったら、絶対子どもを作った方がいいってなってしまいます。

でも、あんまり真面目に考えすぎると、雅子妃のように心の病気になってしまうかもしれないので、実際、子どもがいないことで得られるもの(時間やお金とか)も多いわけで、「できなきゃできないでいーや」くらいの感じでいいのかなと思います。

別に、結婚することとか、子どもがいることってのが、イコール幸せでは、絶対ないですからね。
幸せの一要素であることは間違いありませんが、それがすべてではないです。

ま、その子に限って言えば、無事、元気な子どもが生まれればいいなと願っています。
そんな忘年会でした。

来年もよろしく

2011/12/24

東京都現代美術館

たぶん、1年ぶりくらいに東京都現代美術館へ行ってきました。

企画展は「ゼロ年代のベルリン」「建築、アートが作り出す新しい環境」です。
両方見てきました。

まず、ベルリンのほうから見たんですけど、まあ期待通りダメでした。
映像作品が多すぎで、あえて美術館という場で展示する必要があるのか疑問でした。面白い映像も中にはあるんですけど、絵画とかと違って、いちいち暗い部屋に入って、少なくとも数分はいないと評価できないわけで、だるかったです。ドイツの作品の割に、みんな英語だし。(一部イタリア語もあった)

そんで、面白いとしたらたぶんこっちだろと、ちょっとだけ期待してみたのが建築のやつなんですが、まず3階の展示スペースを見て、がっくりきて、やっぱり現代美術館は当たり外れがあるなあとうなだれながら降りてきたら、1階展示スペースはなかなか面白くて救われました。

荒神明香さんの作品
上のはちょっとわかりにくいですけど、大小数百個のレンズが連なって壁のようになっていて、それを通して向こう側を見ると、複雑で奇妙な風景が広がります。
目の錯覚で、奥の作品が手前に飛び出て見えたり、やっぱりこういうわかりやすい作品がいいですね、面白い。

いつもは、企画展を見たらお土産屋(ミュージアムショップ)によって帰ってしまうんですが、今日は美術館内にあるカフェでランチを食べてきました。

バゲットプレート(1,000円、ドリンクなし)
メニューを見たら、全部ベトナム料理でした。
案の定、パクチーがごっそり入っていました。油断しました。
大人なんだからと、頑張って食べましたが、食べてた時はよかったんですが、その後、口の中(胃の中)がパクチーの香りで、ほんと気持ち悪かったんで、帰りの電車ではカラムーチョを食べました。

そんでね、ここからが今日のハイライトなんですけど、カフェでパクチーと格闘していたら、妹島和世が私の前を通って、テラスで煙草を吸っていました。
妹島和世は、企画展の建築のやつの中で、唯一知っていたアーティスト(アーキテクト)なので、目の前に来たときにはマジでびっくりしました。

よく考えたら、自分の作品が出展されているわけだから、いてもおかしくないんですけど、今日は休日で関係者の人は普通平日に来るもんだし、いきなりいたもんだから、ほんとどぎまぎしました。展示に作者の顔写真とかがついているわけじゃないんで、周りの人は気が付いていない風で、私一人が気づいていて、もちろん妹島さんの取り巻きの人はいるわけですけど、世界的な建築家に会えて(目の前を通っただけだけど)大変感激し、満足して帰ってきました。

普通に見ると、1つの企画展で1,100円なので(私は友の会に入っているので半額)、その金額を払って見る価値はないかなあと思います。
現代美術館は、1年に1回、6月くらいに「トーキョーワンダーウォール」ってのがあって、無料なのでこちらはおすすめです。

木場の駅から遠い・・・

2011/12/22

今年の10人

ヤフーのニュースを見ていたら、科学雑誌のネイチャーで「今年の10人」に、日本の医師で科学者である児玉龍彦・東京大教授が選出されたとありました。

児玉教授は、衆議院の厚生労働委員会ってのに参考人として出席し、福島原発に対する政府の行動を激しく批判し、その様子がYoutubeにアップロードされ知られるようになったそうです。

と、いうことで、見てみました。
私は、熱い性格なので、こういう映像を見ると、だいたい感動して泣いちゃいます。
子どもを思う心、日本の未来を憂う気持ち。

マッドサイエンティストなんて言葉がありますが、科学者は往々にして、手段が目的化してしまい、ダイナマイトや原爆を作って人を不幸にしてしまうことがあります。
やはり、科学者にこそ、心がないとダメなんです。
(ノーベルもアインシュタインもそれで苦悩したんだと思いますが)





ところで、これだけの演説を、紙なんてほとんど見ずに、理路整然と(時には熱くなって声を詰まらせるシーンもありますが)、過不足なく話すことができるって、どういう脳みその構造をしているんだろうと、ゲノム解析したくなりますね。
やっぱり、本当に頭がいい人っているんだなー。


朝ごはん何食べたか覚えてないよ

2011/12/21

Winny考

Winnyの作者が、最高裁で無罪になりました。

Winnyってのは、悪名高いファイル共有ソフトで、当時、東大の助手をしていた47氏って人が、2chで要望されて作りました。
47ってのは、スレッドの番号です。本名は金子さんっていうみたいです。

私がこのソフトウェアを知ったのは、社会人になって3年目だったので、2002年です。

衝撃を受けました。
既存の概念をめちゃくちゃに打ち壊す衝撃です。

このソフトウェアの登場で、著作権はなくなると思いました。
知的財産権の再定義が必要だと。

ま、実際はそこまでは行かなかったんですけど、このソフトウェアの登場を契機に(Winnyに関係なく時代の流れかもしれないですが)、著作権という概念がゆるやかに崩壊、変化していっているのは間違いありません。

今日もニュースになってましたが、本を電子化する「自炊」に反対するのも、そういう意味で時代の流れに逆行していると私は思います。
最終的には、今のコンテンツビジネスは、現在の形では成立しなくなると思います。今までは、コンテンツ=物理メディア、つまり音楽はイコールCDだし、ゲームはイコールゲームソフト(光学メディア、ROM)だったので、簡単でした。
でも、これからは、映画や音楽、ゲームなどは、ネットワークを介してHDDやフラッシュメモリなどに保存して利用することが一般的になってきます。これは、Appストアなどではすでに実現しています。
つまり、純粋にコンテンツ自体を売買するように変化してきているわけです。
流通や媒体は不要、コンテンツを作成者から使用者が直接購入できるような仕組みです。
(今はまだAppストア等の中継ぎが必要ですが)

2002年当時、インターネットの黎明期からは時間が経ち、普及期に入り、ISDNからADSL、FTTHへとブロードバンド化されて行きました。
同時に、ハードウェアの値段がどんどん下がって、昔は高価だったHDDが大容量かつ低価格になってきました。

この「ネットワークの高速化」「記憶領域の大容量化」のポテンシャルを使い切った、唯一のソフトウェアがWinnyだったんです。
私は極端な表現が多いですが、当時「唯一」のソフトウェアだったってのは、誇張ではなく事実です。

実際の用途としては、不正なファイル共有がほとんどだったため、作者は捕まってしまいましたが、この時もかなりの論争になり、「包丁を使って殺人を起こした人がいるからと言って、包丁を作った人まで罪になるのか」というものでした。
つまり、Winnyは使い方次第で、違法にも合法にもなります。
それを作者の責任にするのかどうかというのが焦点です。

違法だと言う人は「拳銃を作った人は、それが危険な使い方をされることがわかっている。Winnyは包丁ではなく拳銃だ」と反論しました。
どっちかって言うと、私はこちらの意見に賛成で、Winnyの実態は違法アップロードの巣窟でしたから、やむを得ないのかなと。

ただ、私はソフトウェアを作る仕事をしているわけで、開発者が萎縮してしまうような判決は出して欲しくないなと矛盾した考えを持っていたのですが、やはりその辺も勘案された判決が出たようです。

私は、もうずっとWinnyは使ってません。
使うと会社をクビになってしまうからです。(たぶん)

ま、なんというか、最高裁の判決を機に、興奮した時代を思い出したのでとりとめもなく書いてみました。
こうやって、一歩ずつ、インターネットや時代が進んでいくんでしょうね。

人類はこうやって一歩いっぽ進んでいるんだ

2011/12/20

ベルギービール

昨日、妹が新婚旅行で買ってきてくれたベルギービールを飲みました。
すると嫁さんに怒られました。
「私も飲みたかったのに」って。

あー、ビール飲むんだっけか。
授乳してて、1年以上お酒を飲んでいなかったんで忘れてました。
つーか、授乳に関係なく、そもそもお酒、ほとんど飲まないし。

今度、スーパードライかなんか、一般的なビール買ってくるから許してください。

ウマー

2011/12/19

こんなツレでゴメンナサイ。

こんなツレでゴメンナサイ。
望月 昭
文藝春秋
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ツレうつの漫画にちょっと挿入されている、ツレさんのエッセイがおもしろかったので、ツレさんが書いた本も読んでみました。

ツレうつの作者、細川貂々は私と嫁さんの実家がある行田市の人でした。
どこの中学だったんだろうとか、かなりローカルな興味がわきました。
が、私の7学年上なので、ちょっと離れすぎていますね。

望月さんは、ずっと貧血が続いていて、子どもができないと言われていたのに、うつ病が治ってから貧血も治って、子どももできたそうです。
ずっと貧乏だったのに、たぶん今は印税でお金持ちになっているでしょうから、うつ病という最大のピンチをチャンスに変えた、これはサクセスストーリーなんですね。

面白かったです。

ハックルベリーのような優ちゃん

2011/12/18

永遠の0

永遠の0 (講談社文庫)
永遠の0 (講談社文庫)
posted with amazlet at 11.12.18
百田 尚樹
講談社
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友人に勧められて読みました。

図書館で予約したんですが、あまりにたくさん先約が入っていたので、Amazonで古本を買いました。
Amazonのカスタマーレビューは300件以上書かれており、人気作だってのを窺わせます。

読んで納得しました。
大作です。

太平洋戦争の零戦乗りの話なんですが、やはり、戦争のつらい記憶が切々と綴られているので、読んでいて胸が痛く、やりきれなくなります。
坂の上の雲みたいな、人がバンバン死ぬ、とにかく死にまくる、やりきれなさです。

普通、小説で人が死ぬ場合、大事な人とか、とにかくストーリー上である程度の役割をもった登場人物が死ぬわけなんですけど、戦争小説は不特定多数の人が、ただ無茶苦茶死にます。
これは結構堪えます。

私は、戦争をやるっていう国には絨毯爆撃をしたほうがよいと思っているほどの平和主義者です。
戦争は絶対反対、どんな理由があっても、絶対に反対です。
そういう意味で、自衛隊も憲法違反だと思っています。
日本は一切の軍隊を持つべきではないという、あまりに純粋な平和主義者です。

この話を以前、高校の友達にしたときに、「それは暴論だよ、もし軍隊を放棄したら、それは日本の権力者としてあまりに無責任だ」と言われました。
おそらく、正論だと思います。

でもね、今の時代であればという前提ですが、国対国の戦争なんて、起こるはずないと思うんですよね。太平洋戦争のときよりも、人類はずっと進歩していると思うんです。
それに、アジアに軍隊を持たない、アホな国が1つくらいあったっていいと思うんです。
世界唯一の被爆国である日本が軍備を放棄する意味は大きい。

私がいつも矛盾に感じるのは、戦争をする理由が「家族を守るため」であることです。
これって、絶対に否定できない理由ですけど、相手の国の兵士も「家族を守るため」に戦っています。
お互いが家族を守るために戦うって、頭おかしいでしょ。
戦わなければいい。
だから、軍隊がなければ戦えないんだから、そのほうがいいです。

話が脱線しましたが、この本は、戦争の悲惨を訴えるだけでなく、エンターテイメントとしても成立しているところがよい、というか、小説的だと思います。
作者は元放送作家だったようで、ちょっとやりすぎ感があるんですよね。
いや、小説ですから、それでいいんですけど。

なので、誤解を恐れず言うと、よい娯楽小説だと思いました。
重いですけど。

呑気にドーナッツを食べられる時代って素晴らしい。

2011/12/17

鉄道博物館へ行ってきました

今日は、嫁さんがゴルフデビューで、朝7時半に家を出て行きました。
帰りは夜なので、今日は、子ども2人と一日中ごろごろしてようと思っていました。

嫁さんが出かけた後、とっとこハム太郎をビデオで見ていて、なぜか春彦はハム太郎のことを「ハムスター」と言っていました。前はちゃんとハム太郎だったのに。
まあ、それはいいとして、途中で大宮にある鉄道博物館が出てきました。
そんで春彦が行きたがったんで、たまには父親らしいことをしてやらねばならんという義務感にかられて行ってきました。

大宮までは、新幹線の定期があるのでピューです。10分ちょっと。
大宮でニューシャトルってのに乗り換えて一駅。
鉄道博物館は、毎日新幹線から見えるんですが、私は初めてでした。
春彦はたぶん、嫁さんと来たことがあったような気がします。

熊谷駅のエレベーター。いつのまにかカタカナを覚え、普通に「ホーム」を読みます。スペシャルってのも読んでました。天才。
ニューシャトルも初めて乗りました。
どんな遊び場があるかチェックする春彦。
光っちゃっててショック。いい写真が撮れたと思ってたのに・・・。
これもボケててがっくし。だめだなー。
鉄道博物館にはいたるところにスイッチがあります。子どもはスイッチを押すのが大好きなので、これは素晴らしい設定だと思います。
中も広いですが(ごちゃごちゃしてるけど)、外も芝生やちょっとしたアスレチックがあって、きれいでとてもよい。ちょっと寒かったけど。
優がいたくこの芝生をお気に召したようで・・・。
これは間違って転んでしまったのではなくて、自分から転んでるんです。これを何度もやって、体中芝生だらけになってました。
お昼は駅弁を買って、優が転がってる写真に写っているあずさ2号の車両で食べました。春彦ははやぶさ弁当(1,150円)、私は炭火焼肉弁当(1,000円)。私は駅弁は高いだけで全然うまくなくて、絶対にコンビニで買った方がいいと思っていたんですが、この炭火焼肉弁当は、まあ確かに高いですが、激ウマでした。
鉄道博物館の中。かなり広くて、電車がいっぱいあってごちゃごちゃしてる。
キッズスペースもあって、子ども連れには至れり尽くせり。トイレや授乳室、オムツを替えるところとかが、やたらたくさんあってすごく便利。
優がこれを見て、「トットロ、トットロ」と言ってました。この中のどこかにトトロがいるんだと思います。
モニターを見ながら、実際の電車(プラレール)を走らせるってのもありました。
優ちゃん、いつも半目。父親の血を色濃く継いでいます。
なんか、レバーとかボタンとかいっぱいあって、優も結構楽しくやってました。
最後にこのちっさい東北新幹線に乗りました。特に面白くなかったです。
今日1日、とてもおりこうだったので、ご褒美にドクターイエローのポシェットを買ってあげました。
帰りも新幹線なので、電車尽くしです。たけのこの里うまい。
家に帰ると、宅配ボックスにサンタさんにお願いしていたハイパーブルーポリスの靴が入っていて大喜び。春彦はサンタが宅配ボックスに入れてくれたと思っています。

春彦はまったく愚図らず、本当にいい子で、とても楽しい1日でした。
まあ、優もまったく愚図らないんですけどね。

春彦が優ぐらいの年は大変だったけどなあ。
優は生まれた時から、ずっといい子だなあ。

でも、春彦の最近の成長は本当に目覚ましく、カ行もだいぶ発音できるようになったし、優にはいつも優しくて、「ひこ、おねえちゃんだかわ」と言います(ら行はうまく言えないので「ら」が「わ」になる)。

お兄ちゃんだと思いますが、うれしいです。

サンタさん、ありがとう。

2011/12/15

国際財務報告基準(IFRS)

私は金融系システムエンジニアとして、働いている時間の5割はツイッターで情報収集、3割は空想、2割はおしっこをして毎日暮らしています。
まあ、暇なんですね。

人間不思議なもので、暇になると、「このままではただの飛べない豚になってしまう!」と危機意識が芽生え、なんか勉強でもすっかっていう感じになります。
2年に1回くらい、こういう状態になります。

学生時代にはまったくなかった感覚なので、こう思った時点でずいぶん成長したということで満足しそうになりますが、ごくまれに本当に勉強を始めます。

そういうわけで、何を勉強するかなーってところで、たいていは「英語」「情報処理」「金融業務」の3択になります。
英語はもう達人の域に達していますし、情報処理はあらかた資格を取ってしまった(3つ)ので、そろそろ本格的に金融の世界に突入する時期に来てしまいました。

私はずっと「ストラクチャード・ファイナンス」という、ちょっとかっこいい目の仕事をメインにやっていますが、まったく金融のことを知らないまま金融系SEになり、いきなりマニアックな業務についてしまったため、九九を覚えていないのに因数分解に入ってしまった中学生のような状態でした。
つまり、なんのことやら、まったくわかんなかったんですね。

何がわかんないかわかんない。
みんなが何をしゃべっているかわかんない。

「ウッソー切れば、スッチーソーのリャンメン待ちになるでしょ」と麻雀をならったときのように、ウッソーって感じでした。

でも、石の上にも三年とはよく言ったもんです。
十年も過ぎるころには、いっちょまえのことを言うほどに成長しました。

というわけで、とうとう私も「国際財務報告基準(IFRS)」、いわゆるイファース(アイファース、アイエフアールエス)を知ってもいい年頃になりました。

日本では主に、日本の会計基準と米国会計基準で会計処理を行っています。
グローバルスタンダードってのは、イコール、アメリカンスタンダードだったんで、いままではそれでよかったんですが、最近は落ち目ですが、EUが幅を利かすようになって、「俺たちは米国会計基準なんかじゃやんないんだかんね!」って言い始めて、そんじゃ世界基準の会計処理ルールを決めるかっつーんでできた(いまも作ってる最中だけど)基準がIFRSなんです。

これはもう、ずいぶん前から言われていたんですが、みんななんやかんや言うんで、なかなか統一基準が決まんなかったんですが、最近、まあまあ決まってきたんですね。
そういうわけで、「モグラでも一発でわかるIFRS入門」みたいな本(雑誌)を買いました。
最初の何ページかを読んで、だいたい理解しました。
真ん中あたりから難しくなるんで。

で、ここまで読んでくれた人が何人いるかわかりませんが、もし知ってたら教えて欲しいんですが、IFRSだと「のれん償却廃止」になりますが、これって確かに利益を押し上げる効果があるのはわかるんですが、例えば、うちの実家は自営業で利益をなるべく出さないように必死で領収書を集めています。
費用が多くなれば、利益が減るので、利益がゼロなら税金を払う必要がないからです。

これと同じ理屈って、大企業の場合は通らないんですかね。
のれん償却があれば、費用が増えるので利益は減り、結果的に法人税が少なくて済むわけです。
結局は会計処理だけの問題で、実際のもうけは変わってないのに、税金が少なくて済むんだから、企業としては、そっちのほうがいいような気がするんですけどね。

もちろん、企業の大事な役割として、雇用を創出し法人税を納めることで日本や地域社会に貢献するってのがあるのはわかりますが、儲けだけ考えたら、税金は少ない方がいい。

どうなんでしょ。

妹が新婚旅行で買ってきてくれた(たぶん)ベルギービールと、フォアグラの缶詰。

2011/12/13

ツレがうつになりまして。

細川貂々、「ツレがうつになりまして」読みました。


ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)
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その後のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)
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実家に置いてあったので、読んでみました。
特別な感想はありませんが、ツレがうつになりそうな人は、読んでおくと予習になるかもしれません。


2011/12/12

サッカー教室

今日は、午後休みを取って、春彦のサッカー教室を見学に行きました。

午後休を取る気まんまんで出社したんですが、お客さんから「今日中に対応して欲しい」という依頼があり、調査後に連絡したところ、「午前はお休みをいただいております」とのこと。

ガックシしました。
午後までいなきゃだめじゃん。

でも、ばっくれることにしました。
最近、このへんの判断力が抜群によくなってきました。

春彦は、毎週月曜日、保育園が終わった後で、保育園内のサッカー教室に参加しています。
昨日、サッカーでする手袋を一緒に買いに行ったところ、「パパ(に)、サッアーみてほちいなあ」と言われました。
そういうわけで、ずいぶん前の参観日以来、すごく久しぶりにサッカー教室を見に行ってきたってわけなんです。

ちょっと早く着き過ぎて、園庭にはまだ誰もいません。
しばらく待っていると、ちっこいのがちょろちょろ出てきました。
「ちっちゃくて可愛いなあ」なんて思いながら見ていると、それよりも、もっと小さい春彦が出てきました。

なんだ、この可愛さ。
普段は優と一緒にいるので、ずいぶん大きくなったような気がしていましたが、外で見ると、まだこんなに小さいんですねえ。

ジャージはぶかぶか
一人だけはぐれているのが春彦
準備運動のサイドステップ。一人だけ全然できてない。
準備運動が終わって、みんなボールを蹴り始めているのに、バッグから昨日買った手袋を取り出し、はめはじめる。マイペース。
ボールを追いかけて、それっぽい。
よくボールを見て・・・
ゴールを狙って・・・
シュート!!
確かにまだ小さいけど、春彦なりに、確実に成長しています。

2011/12/11

月蝕

皆既月食があるってことで、たまたまその時間まで起きていたので見てみました。

オー、欠けとる。

急いで望遠レンズを持ち出しましたが、さすがに三脚がないと暗すぎてぶれちゃう。
なんとか撮った写真がこれです。

部分蝕
皆既月蝕は暗すぎて全然ダメ
まあ、自分で撮る意味はないですね。
インターネット上に素晴らしい写真がたくさんありますから。

次は春彦と一緒に見たいな。

2011/12/10

閃輝暗転

5年くらい前から、半年に一回くらいの頻度で、目の前が真っ暗(感覚的には真っ白)になってしまうことがあります。

最初は、視野の中央が強く光りだし、それが外側に向かって輪のように広がっていきます。最終的には30分くらいで視野の外までその輪が広がって消えます。

初めてなったときは、本当に驚きました。
症状的に目の問題ではないような気がしたので、たぶんストレスだろうな~と思っていました。その頃、仕事が一番忙しい時期だったからです。

そんで、30分くらいで治まってしまうので、不安ではあったんですが、病院に行くこともなく。そのまま今に至ります。(まだ病院には行っていません)

昨日、たまたまインターネットで「閃輝暗点」という病名を見つけました。気になって調べてみると、これが私の症状とまったく一致します。
とりあえずは、自分の病気が一般的なものであることに安心しました。

ただ、まれに脳梗塞につながる場合もあるとか書いてあったので、念のために、来年の人間ドックでCTを撮ってもらおうかなあと思っています。

「そりゃ、まずいな」「CP(キャラメル・ポップコーン)食べて養生しろよ」

2011/12/09

不安になるのは自由だが、不安にさせるのは問題だ

私は「正常性バイアス」が強めです。
いかにも知った風に専門用語を使ってますが、今回の震災を期に浸透した言葉で、私はNHKスペシャルで知りました。

NHKスペシャルでは、「正常性バイアス」「愛他行動」が津波の被害を大きくしたとありました。
これはそれぞれ、どのような意味かといいますと、

●正常性バイアス:
外界の強烈すぎる刺激に対して、理知的動物がそれを心理で抑制して、慌てないようにしてしまうこと。

●愛他行動:
自分の危険を顧みず(認識せず)、他者に利益をもたらす行動をとること。

例をあげると、正常性バイアスは、大地震のあとに津波が来ることは容易に想像がつくにもかかわらず、本棚から落ちた本を整理するとか、近くの人たちと「さっきの地震、すごかったねえ」なんて世間話をして、津波がくるかもしれないという非日常的な可能性を排除してしまうことです。

愛他行動は、実際に津波が来るってのがわかったときに、正常性バイアスのかかった人たちを何とか連れて逃げ出そうと、一生懸命説得して回るような状況です。
自分も逃げないと津波に巻き込まれてしまうのにもかかわらず、回りの人を放っておけない。
これは、役場の人とかが、みんなを逃がすために最後まで残って、津波に巻き込まれてしまったようなケースで、美談として語られますが、いや、間違いなく美談だと思いますが、専門家から言わせると、「人間の一般的な行動原理」だそうです。

愛他行動はちょっとよくわかりませんが、自分を省みるに、「正常性バイアス」が強めだなと感じます。
放射能の問題とか、ワーワー言っていますが、基本的なスタンスとしては「(きっと)大丈夫でしょ」と無根拠に思おうとします。

どっちかっていうと、スキャンダラスなニュースを目の当たりにしたとき、そのニュースの中身よりも、ニュースが報道されている健全さに目がいっちゃうタイプ。
たとえば、政治家が汚職したとかの報道があれば、その不正が正しくチェックされ、国民が知る状況になることは民主主義が成熟している証左なので、逆に安心してしまいます。
汚職したこと自体はあまり興味がない。
政治家は個人で人間なんだから、汚職がなくなることは永遠にないと思うし、でもそのチェック機能は社会としての仕組みなわけだから、それが正しく機能していることは喜ばしいことだと考えてしまうんですね。

ただね、無根拠に「大丈夫だ」ていうのも危険だとは思いますが、同じように、無根拠に「大変だ!」って騒ぐのもダメだと思うんですね。

明治の粉ミルクが放射能汚染されていたっていう報道で、「明治はもう絶対買わない」とか言っている人がいますが、いや、今一番安全なのは明治だから。
検査しているから汚染されているってことがわかったわけで、それも基準値よりもはるかに小さい値で公表しているわけだから、企業としての社会的責任(CSR)も果たしている立派な会社だと思うんです。
少なくとも、今回の汚染がわかった粉ミルク以外を購入する分には、検査済みなわけで安全度は相対的に高いはずです。

「日本国内の粉ミルクは全部危ない!」とかって騒ぐ人も、リテラシーがないというか、リスク管理がわかってないというか、ほんと馬鹿だなと思います。
確かに放射能汚染という観点では、諸外国よりも日本製品のほうが高いと思います。
でも、外国製品はそのほかのリスク、たとえば、極端な例ですが、中国製の粉ミルクは有害物質のメラミンが含まれていたように、放射能以外のリスクを孕むわけです。
そういうトータルのリスクを勘案して外国製品を購入するのであればよいですが、「とにかく日本のはあぶない」とかいうのは、本当にもうナンセンス。
中国製の粉ミルクを飲んで死んでほしいです。

私の大好きな小説「十二国記」で、うろ覚えですけど、人は不安な状態に陥ったとき、「大丈夫です」っていう人よりも、その不安をより深刻にいう人の言葉を信じてしまうというようなことが書いてありました。
確かにそうかもしれません。

でもね、無根拠に他人の不安を煽るのはダメだと思うんです。
うーん、今書いていて気づいたけど、これもほかの人を助けたいという愛他行動なのかなあ。
自分が危ないと思っていたら、ほかの人にも気づいてほしいと思いますもんね。

うーん、難しい。

でも、なんだかわかなんない一般の人の意見を聞くんじゃなくて、専門家、それも複数の専門家の意見をよく聞いて、総合的に判断してほしいなと思います。
日本産婦人科学会が大丈夫だって言ってるのに、それを信じないで、ワーワー騒いでいるなんだかわかんない人の意見を信じるのって、俺には信じられないわ。

やっぱ、知る権利と母乳は最高だよね

2011/12/07

2011年

毎年、この時期になると、「今年も早かったなー、歳をとると、月日が経つのがどんどん早くなるなー」なんてのんきに思うんですけど、今年は長かったような気がします。

3.11の大震災から、いろんなものが大きく変わりました。
多分、私自身も変わったと思います。

もとは2chのもののようで、ふざけた写真もありますが、今年を振り返るたくさんの写真があります。
かなりつらいのもあるので、苦手な方はやめた方がいいかもしれません。


この動画は、上のサイトにリンクされているものです。
こちらは、もっと過激な内容となっています。




こんなの、ブログに載せんなよ、と思う自分もいますが、
一方で、絶対に忘れちゃいけないぞ、とも思っています。

いいとか、悪いとかじゃなくて。
この悲しみを繰り返さないように、私ができることは何なのかを、これからも考えていきたいと思っています。

頑張ろう