藤巻健史、「マネー退避」読みました。
円を持つことのリスクが延々書かれています。
藤巻さんは、ずーーーーと円安になると言い続けているようで、今まではずっと外れ続けて現状ではすごい円高なわけですけど、彼の理論を読んでいるとこれは過渡期なだけであって円安になるのは間違いないと思います。
円安も早い段階、できれば今すぐなるのであれば、国際競争力を取り戻すことができると思いますが、日本企業が海外に工場を移転した後だと、日本から輸出するものはなくなっているわけですから、時すでに遅し、悪い円安となってしまいます。
この本は、大震災の1ヶ月後に書かれたものなんですが、まえがきにちょっとしたエピソードが書かれていて、知人の核物理学者に「福島原発は大丈夫なのか？」と藤巻さんが聞いたところ、正確には専門じゃないのでなんとも言えないが多分東京が廃墟になるようなことはないと思う、むしろ、日本の経済のほうが心配だ、日本の将来は大丈夫なのかと逆に質問されたそうです。
1年経った今、私もそう思います。
原発事故が原因で死亡する人よりも、日本の経済が原因で死亡する人のほうが多くなるのは間違いありません。不謹慎な言い分かもしれませんが。
国策としての経済対策は有効な手段が見えませんし、たぶん、すぐに回復するようなことも間違いなくないので、自分の将来、老後は自分で何とかしなくてはいけません。
とりあえずは、外貨建て（ユーロはよくわからんのでたぶん米ドルか元）でのインデックス運用、それもドルコストでの運用でしょうか。
ま、うちには全くお金がないので、退避のしようもないんですけど。
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| まいんちゃん。春彦が自分でタイマー設定で撮ったツーショット。「はっぴはっぴ、はっぴー！」 |
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