朝井リョウ「何者」読みました。
直木賞受賞作です。
直木賞は、芥川賞と違って、作品に与えられる賞というよりは、作家に与えられる賞で、どんなに素晴らしい作品を書いたとしても、それが一作品では受賞できないというめんどくさい賞です。
朝井さんは、確か、大学を卒業したばっかりくらいだったと思うので、まあ、天才ですね。極めて天才です。
綿矢りさや、金原ひとみは、若くして芥川賞を受賞してますが、あれは、作品自体が認められているわけで、一作品でいいわけです。でも直木賞は、大衆文学の長編を複数上梓して、それらが評価されなくてはいけません。
関係ないですけど、綿矢りさは美人で有名で、私もそれを認めますけど、金原ひとみのキルスティン・ダンスト的なルックスも好きなんです。超どうでもいいですね。
はなしを戻すと、若さってのは未熟さにも繋がるわけですが、朝井さんはそれを逆手にとって、若い世代ならではの瑞々しさに変えています。
この人は、天才ですよ、まじで。
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