リアルタイムでは見ていなくて、ビデオに撮っています。
昨日、3話目を見終わって、ようやく追いつきました。
ところで、ドラマの中で、天皇家のことを「王家」と呼んでいて、これがネットで批判を受けているようです。王ってのは、皇帝(=天皇)の下に位置するもので、日本の天皇の地位を貶めるものだっていう意見です。
私は天皇をバカにするような発言を聞くとすぐに切れるので、「あいつは学習院だから」とかよくわからんことを会社で言われているんですが、なんというか、天皇や皇族の血に敬意を払っているわけではもちろんなくって、皇族なんて生まれたくてそんな境遇に生まれたわけじゃないと思うんです。で、生活には大きな制限があって、私みたいに気軽に「チンコ!」とか叫べないわけです。
いつも国民のことを考えてる風に一生を生きていかなければならない。それは、私から見ると生まれながらに自分の人生を決められてしまった自由のない一生だと思うんです。
でも、心で不満があるにしろ、そういうのは面には一切出さずにいつもにこやかに手を振っている彼らを、私は尊敬しているんですね。
だから「税金も払ってねえくせに、日本人面してんじゃねえよ」とかわけのわからん文句を言うやつには、とりあえず「死んでくれ」とお願いします。
そういうわけで、天皇・皇族大好きっ子なんですが、「王家」と言われて怒るかっていうと、まったく怒りません。というか、なんで怒るのかその心情が理解できません。
怒っている人の中には、反韓感情に合わせて、「韓国人が不当に天皇を貶めてる」って言ってる人もいて、早く死んでほしいとおもいます。
日本と韓国の関係は、歴史的に非常にナイーブなものなので、そんな関係を悪化させることを言ってはいけませんよ。わかりましたか。今は韓流で、日本も韓国の文化を積極的に受け入れる土壌ができて、関係が好転しているんですから、それを阻害してはいけませんよ。
私は会社に入るまで、関西人はみんな悪いやつだと思ってましたが、実際は、悪いやつもいれば、いいやつもいます。韓国人や中国人でひとくくりにいいとか悪いとかいうのは、根本的に間違ってます。ま、当たり前ですけど。
話がそれましたが、今回の「王家」問題なんですけど、これは、NHKの陰謀だという人がいます。もう、陰謀とか考える人がいること自体、ちょっと理解に苦しむんですが、まあ、いろんな意見があっていいと思います。
ちょっと前にツイッターで知った言葉があって、「ハンロンの剃刀」ってのがあるんですけど、これはどういう意味かというと、「無能で十分説明できることに悪意を見出すな」と。
例えば、ソニータイマーってのがあります。
これは、ソニー製品は一定の時間が経過すると(それは往々にして保証期間を過ぎてすぐ)、製品が壊れるっていうのを皮肉を持っていった言葉です。これはジョークであって、マジで壊れるように作ってるわけはもちろんなく、単に製品の質が悪いから壊れるわけです。つまり、悪意があって壊れるように作ったわけじゃなくて、作った人(会社、組織)が無能だから壊れるわけです。
今回のNHKもそうだと思うんです。
別に悪意なんてない。
もっと言えば、無能でもないと思います。
日本は自由の国ですから、表現の自由ってのは保障されているわけで、NHKは今までの慣習を破ってわざわざ「王家」という表現をする自由があり、それを批判する側も批判する自由があり、全体としては、民主主義ってスバラシイナァと、こうなりました。
とにかく、何が言いたいかというと、みんな仲良くやろうよってことでした。
ブータン国王 |
0 件のコメント:
コメントを投稿