2015/03/04

ベトナム研修 3日目

昨日、頑張りすぎてしまって、今日はジョギングに行けませんでした。
結果的に、ベトナムで走らなかった日はこの日だけです。

1日目、2日目と、その日のミッションに全力を注いでしまったので、最終ミッションである「CM作り」はまったく進んでいません。
そのため、今日は3rdミッションと平行して、CM作りに協力してくれる人を探しにいかねばなりません。

憂鬱・・・。


ホテルの朝ごはん。私はストレスがかかると食欲に出やすいタイプで、ぜんぜん食べられなくなってしまいます。

どうでもいいですが、エレベーターの「G」を見ると、海外だなあって感じしますよね

そんで今日のミッションはこれ。我ながらすんごい書き込みしてます。

3日目のミッションは、ホーチミンで起業した日本人のIT企業に対して、新規事業の提案をするというものです。

聞いた瞬間に、ちょっとラッキーって思いました。
これって必ずしも、ベトナム人に聞き込みとかする必要がないからです。

クライアントの会社規模からすると、イニシャルコストのかかるサービスを始めることは難しいので、スモールスタートが可能なサービスを考える必要があります。
こういう制限は、意外と的を絞りやすくて助かります。

ドイツに本拠地を置く「ロケット・インターネット」というインキュベーターがあります。
この会社はシリコンバレーの最新ビジネスサービスをパクりまくるという手法で急成長しました。

そのパクリ方がハンパじゃなくて、例えばeBayのクローンをeBay本体に5000万ドルで売却、セキュリティサービスのクローンをヴェリサインに2.7億ドル、Facebookのクローンを1億ドル、グルーポンのクローンを1億ドルでそれぞれ売却しています。

買収側からすれば、自分で1から始めるよりも効率がよいから売却するわけで、別にずるいやり方ってわけでもないわけです。

そんな感じで、ベトナムは今、急速にスマホが普及し始めている時期なので、先行するモバイルサービスを日本の味付けをしてリリースしたらどうだろうと、「日本のファッションやポップカルチャーのキュレーションサービス」を提案しました。

簡単に言うと、「グノシー」みたいなニュースアプリです。
でも、それをそのまま出しても差別化できないので、日本のポップカルチャーやガールズファッションに特化したキュレーションサービスです。

Wifiを使うために入ったケンタッキー・フライド・チキンで流れていたドラえもん。ベトナムでは(ベトナムに限らずかもしれませんが)、日本のアニメが人気があります
提案書はこんな感じ

ま、特に目新しさもないんですけど、日本のポップカルチャーを海外に発信すると、経産省あたりから助成金を貰えるらしいんですよね。

というわけで、この提案は採用してもらうことができました。

それに加えて、この日は最終ミッションを見据え、日本語学科のあるホーチミン師範大学というところに行って、CM作りの協力者を探しました。
すると、日本語が少ししゃべれる「ダッダ」という男の子を見つけることができたのです。
ラッキー。

ダッダは快く引き受けてくれて、とりあえず次の日に台本を作って持ってくるので、それをベトナム語に翻訳してもらうことになりました。


その日の晩御飯はベトナムマーケットの近くにある屋台。

フォーとバーバーバー。合わせて300円くらいだったかな。フォーにはパクチーが入っているので、私はイマイチでした

ま、そんなわけで、研修が始まってから、一番いい日となりました。
とはいえ、次の日までにCMの台本を作らねばなりません。

CMは、同じ研修を受けているペアの相手と一緒に作ります。
彼は、私より一回り年下で、なんと同じ干支でした・・・。

最終ミッションは、どちらかの会社のCMを一つ作ります。
初め、私の会社のCMを作ろうと頑張っていたんですが、SIerってなかなか仕事の内容を説明するのが難しくって、途中で方針を替え、ペアの相手の会社にしました。

その会社は、日本を代表するメーカー企業の子会社で、工作機械を作っています。
話を聞いてみると、スマホやバイク、建設重機、弁当の包み紙やペットボトルなど、ありとあらゆるものを作る機械の部品を作る機械を作っています。
「機械の部品を作る機械を作る」ってのがちょっとわかりにくいですが、まあそのへんは端折ってスマホやバイクを作ってるでいいんです、だいたいでいいんです。

大手メーカーなので、その会社の名前はベトナム人は誰でも知っているし、身近なところに製品が溢れているし、台本作るのもすごく簡単です。

なんだかんだで夜の12時くらいまでかかっちゃいましたけど、なんとか最終ミッションの台本もでき、一筋の光が指してきた3日目となりました。



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