2012/07/28

ロンドンオリンピック

オリンピックの開会式を見ました。

この前、新聞に載っていたんですが、三島由紀夫は、オリンピックを見て「ナショナリズムと平和が融合している」と感動したそうです。戦後間もなくの頃で、ナショナリズムの先は悲惨な結果しかないと考えられていた中での平和の祭典に驚いたんでしょうね。

私も、誇りみたいのに弱くて、オリンピックの開会式ではいつも感動してしまいます。イギリスの歴史や文化を誇りを持って世界に伝える演出も感動しますし、選手たちが、たとえ小さな国であってもみな胸を張って入場するシーンに、どうしようもなく心動かされてしまうのです。

イギリスは古い国で、いい歴史ばかりではありません。
でも、そういうのをひっくるめて前に向かおうとしている姿勢に、グッっとくるわけです。

開会式では、その古い歴史はそれほど大きく取り上げることなく、近代・現代の歴史や文化がメインだったような気がします。とにかく楽しい感じで、とても素晴らしい開会式でした。

2020年、東京にオリンピックを招致しようと、石原都知事が一生懸命活動していましたが、なんとなくどうでもいいような、白けた気持ちでいました。
でも、今日の開会式を見て、「絶対にオリンピックを東京で!」と強く感じました。

停滞する日本の空気を払拭するには、オリンピックのような、日本人の文化と歴史を誇りを持って世界中にアピールする、日本人みんなが高揚するどでかい祭りを、どかんとやるしかない。

きっと、失われた30年を変える、歴史的なイベントになると思います。

そのときは、ぜひ、開会式の演出はアニメ監督とかにやってほしいです。
古い歴史も、それはそれで素晴らしいとは思いますが、現代の日本文化、ポップカルチャーを、世界に発信するべきです。

ま、そんなわけで、2020年は、東京オリンピックです。

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