高校受験の前の日に、遅くまで「ファイヤーエムブレム」をやっていて、母親にマジ切れされました。
「タカシっ!いいかげんにしなっ!!」って。
でも、我が家はずっとゲーム機は無くて、初めてファミコンがやってきたのは私が中学生になってからです。妹のクリスマスプレゼントとしてサンタが持ってきたのでした。
そういうわけで、ゲーム大好きなのに家にはゲームが無いので、いつも友達の家に行ってやらせてもらっていました。不遇の時代です。
そういう辛さを知っているので、頭の中の98%はゲームが詰まっている春彦にゲームをやらせないのはちょっとかわいそうだなあと思っていたのですが、嫁さんが「ゲーム=悪」という考え方なので、基本的にはゲーム禁止です。
ま、そうは言っても、まったくやらせないのはさすがにかわいそうなので、テレビでやるゲームはOKということになりました。それで、春彦が生まれる前に買ったWii(Wii Uではない初代のやつ)で、ポケパークとか古いゲームをやってました。
ま、古いゲームと言っても、春彦にとっては古いも新しいもないので、楽しく遊んでいたわけなんですけど・・・。
友達とどこかに出かけたり、従兄の家に遊びに行ったりすると、みんな携帯ゲーム機を持っていて、今流行りの「妖怪ウォッチ」とかをやってたりするわけです。
春彦はやりたくてやりたくて仕方がないので、なんとか貸してくれるように媚びへつらうのですが、そこは子ども特有の意地悪があって、春彦が「お願いお願い、ちょっとだけ貸して」と泣きそうにお願いしても、その友達は「考えておく」とか(笑)。
考えておくって、どこからそんなセリフが出てくるんだよと思いますが、まあ、子どもってそういうもんですね。いい悪いは別にして。
とは言え、春彦はゲームを貸してもらうためなら、相手の靴を舐めかねない勢いでプライドを捨てるので、はっきりとした上下関係が生まれてしまいます。
ゲームごときで変な劣後性が生まれるのも、大人からするとバカバカしい限りですが、子どもの世界ではそうはいきません。
そのときは、その子の傍若無人ぷりがあまりにひどかったので、私のスマホに「パズドラ」をダウンロードして、春彦に渡しました。
春彦はゲームならまあだいたいなんでもいいので、パズドラに飛びついて、その子のゲームにまったく興味を示さなくなり、その子が様々な甘言で誘ってくるのですが完無視でした。意地悪返しではなく、ゲームに夢中になって他のことに感心がなくなってしまうんですね。
そんな感じで、私がスマホをたまに貸してゲームをやらせたりすることが多くなりました。すると、「これだと、携帯ゲームを買ってるのと一緒なのではないか」という嫁さんからのクレームがあり、確かにそうだとなり、夫婦会談が開かれました。
そもそも、私の意見としては、子供に対して何かを完全に禁止するというのは反対です。世の中では禁止されていないわけですから、うちの中だけで禁止にしたところで、必ずどこかで破たんすると思っています。「やらせる or やらせない」という0/1ではなくて、やらせるのに問題があるのであればそれに制限を設けて、コントローラブルなものにしていくのがよいという考えです。
嫁さんも、ゲーム自体は反対ですが、それで子どもの中で変な人間関係、上下関係が生まれてしまうのもよくないということになり、紆余曲折を経ましたが、我が家にNintendo 3DS LL がやってきました~。
意外と高け~。
子どもには、会社の景品が当たったという風に報告して、「これはパパのであるからして、基本的には君たちに使う権利はないけれども、次の約束を守れば、特別に貸してやろう」と申し伝えました。
●3DS のお約束
① 平日は6時10分までに自分で起きること
② ①ができたら、平日は30分までゲームをやってもよい
③ 休日は、1時間やってよい
ここで、たくさんの約束を作ってしまうこともできたんですが、それは春彦の欲望を利用しすぎでアンフェアな感じがしたので、とにかく朝自分で起きることを約束としました。
前にも少し書きましたが、自分で何かをやるということは、自分で責任を持つということにも繋がると考えています。つまり、ゲームができないのは「自分が起きられなかったためだ」ということがきちんと認識できることが大切だと思っています。
朝、自分で起きるってのは、それの一番最初のステップだと思うんですね。
その後、朝、ちゃんと起きられないことも何回かありましたが、そのときは「うん、わかっている」としょんぼりしながら、ゲームを諦めています。
平日の30分はちょうどいいと思いますが、休日の1時間は意外と短くて、すぐに使い切ってしまいます。なので、特別ルールとして、勉強をしたらした時間だけゲームをやってよいことになりました。
例えば、ピアノを30分弾くと、ゲームが30分追加でできるわけです。
そういうわけで、最近、ピアノがメキメキと上達している春彦です。
妖怪ウォッチ真打。私もやりましたが、20分で断念しました。大人になるとゲームできなくなります |
ゲームが届いた日。うれしくて黙々とやっています |
うれしそうだし、太っているし |
ゲームをやっていないときは、一心不乱に足の爪を噛んでいます |
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