特に朝はひどい。
ひっくひっく嗚咽しながら、「ぱぱ、今日は何時に帰ってくる?」「お仕事がんばってね」って。
なんで寂しいのか聞くと「だって、ぱぱが行っちゃうから」とか、根本的な理由にたどり着きません。もともと春彦はよく泣くし、優しいところがあるので、さみしいって思う気持ちはわからなくはないんですが、それにしてもいままでは普通だったのに、ここ最近いきなりこんな感じになってしまったので心配です。
嫁さんが保育園に聞いても、園内では特に変わった風でもなく、お友達とも仲良く遊んでいるそう。
でも、いろいろ聞いているうちにわかってきました。
おそらく、直接的な原因は「Youtube禁止」です。
春彦はYoutubeが大好きで、やめなさいって言わなければ際限なく見ています。見ている間はすごい集中力で、話しかけても完無視されることが多いです。わずらわしいから、聞こえないふりをしているわけではなく、本当に聞こえてないんです。それくらい集中しちゃう。
その様子を見て、嫁さんが教育上よくないので禁止にしようと全面的にYoutubeは禁止になりました。全面的というのは、我が家では当然禁止ですが、私の実家でも禁止ということです。
私はよく知らなかったのですが、春彦は保育園から帰ってきて(私の母親が保育園に迎えに行ってくれ、実家で夕食を食べさせてくれます)、嫁さんが迎えに行くまで、実家にあるiPad miniでずっとYoutubeを見ていたらしいんです。
なので、今まではYoutubeを見ていて一瞬だった母親を待つ時間が、本当に待つ時間になってしまったんです。外で遊んだりするのも好きではないタイプなので、実家で「早く帰ってこないかなあ」とずっと待っているわけです。
システム開発をしていると、客先で画面の操作をしていて、ボタンを押してから処理が終わるまでに時間がかかってしまうことがよくあって、お客さんと一緒に処理が完了するまでじっと待ってしまうと、10秒でもすごく長く感じます。なので、テクニックとしてボタンを押してからよく違う話をしながら気を紛らわすってことがあるんですけど、春彦の場合もまさにそう。ただ待ってしまうので、とにかく時間の進みが遅い。
それで、だんだん不安になって、さみしくなって、朝、両親と離れるのが怖くなってしまうんでしょう。
原因ははっきりしたので、一番簡単な解決策は「Youtube解禁」なんでしょうけど、まあね、そういう選択は(嫁さんが)とらないわけです。
子育てについては、当然、私と嫁さんで話し合って方針を決めるわけですけど、意見が対立したときには、基本的には嫁さんの方針で行くことに決めています。
子育てに正解なんてなくって、どっちが正しいなんてことはありません。そんな中で、いままで育児をしてきて、「ああ、やっぱり嫁さんの考え方が正しかったな」と、後になって思うことがほとんどです。
あと、嫁さんの方針のほうが、必ず「大変」なんです。面倒な育児を選択します。
今回も、「Youtube解禁」をしていまえば、とっても簡単です。春彦はYoutubeが大好きなわけですから、大喜びするし、さみしさもまぎらわせるし、私の実家の負担も減ります。私たちも、春彦がYoutubeを見ている間は面倒を見る必要がないから、楽になるわけで。
私は、Youtubeを見せても見せなくても、春彦の今後にあんまり影響はないんじゃないかと思うんですが、仮に後になって後悔するとして、「Youtubeをもっと見せとけばよかった」と思うことはないんじゃないかと思うんです。そういう意味で、面倒な「Youtube禁止」の方針を続けることは、正解かどうかはわからないですけど、少なくとも後悔することはないんじゃないかって。
なので、禁止の方針を継続したため、嫁さんは毎日なるべく早く仕事を切り上げて迎えに行くようにしています。当然、仕事は全然終わらないので、休日に出勤したり、私がかわりに早く帰ってきて、その日だけ嫁さんが遅くまで仕事をするってのを続けています。
まあね、でも、こんな子育ての苦労なんて、はっきり言ってなんでもないんですよね。子どもはとにかくかわいいし、一緒にいる時間はとっても幸せ。
むしろ、どんどん大きくなっていっちゃうほうがさみしい。子離れできなそう。
あと、優には本当に助けられていると思います。
兄と違って、なんでもふつうにこなして、ぐずることもよくあるけど、基本的には親に心配をかけない、とってもいい子です。兄にばっかり関心がいっちゃうから、いつもかわいそうだなと思いながらも、兄は手がかかるのでどうしてもそっちにいっちゃう。
ごめんね。
自転車を練習中の春彦。あまりに乗れないので、ペダルなしのやつを買いました。 |
回転寿司では、いくら(きゅうりは残す)と、えびのシッポを食べまくります。 |
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