安部龍太郎、「等伯」読みました。
今回の直木賞受賞作です。
日経新聞で連載されていたようですが、まったく読んでませんで知りませんでした。
まあ、毎日細切れの文章を追いかけても、ストーリーなんてつかめませんから、新聞の連載小説はちょっと意味わかんない感じがします。
等伯とは、長谷川等伯という安土桃山時代から江戸時代にかけて活躍した絵師で、その人を主人公にした小説です。したがって、等伯が描いた絵が小説中にたくさん出てきますが、いままでは、そのイメージってのは想像するしかなかったわけですけれども、いいのかわるいのか、今ではスマホで簡単に調べられてしまうので、ここでこんな説明をしている絵の実物が検索できるわけで、便利と言えば便利ですね。
なかなかよい本でした。
作中の「松林図屏風」(国宝)が東京国立博物館にあるそうなので、一度、実物を見に行きたいと思います。
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